2021-07-11 山羊座亭、予定地 春になれば桜を見上げ、場所を探して日本酒を持ち寄る。 夏には茹だる暑さを避け、冷えた部屋で冷えたビールを飲む。 秋には誰となく声を掛け合い、アテやら酒が集まる。 冬は君の番だと、こたつのある場に集まる。 過ぎたる日はみな様々に輝き、路傍の石すら美しい。 廃れゆくままにするには惜しい。今を錆びゆくものと捨て置くのも悔しい。 であるから、この時を折りとして新たな場の切っ掛けにしようと思う。 いつの日か和やかな集いの場となることを願って。山羊座亭、予定地。